無症状の生活習慣病
成人病と呼ばれていた時代から、生活習慣病を重大な病気だとは認識しない人がいます。それは、初期段階では、自覚症状がないからです。また、高血圧のように日本人に比較的多い病気の場合、誰でもなる病気などと安心してしまう傾向があります。高血圧であっても、日常生活にそれほど苦労することはありません。けれども、高血圧の状態が続いていると、血管には相当な負担がかかっていることになるのです。高血圧と同じように、血糖値が高い状態が続く糖尿病や、血中脂質が高い状態では、血管が詰りやすい状態になっています。
初期の段階では自覚症状がなくても、例えば、糖尿病なら合併症で失明することもあります。同じように、高血圧も高脂血症でも、血管が長い年月をかけて蝕まれていきます。そして、症状が出た時には、おそろしいことになっているのです。
生活習慣病が怖いのは、このように初期の段階では自覚症状がないのに、死に至る恐ろしい病気だということなのです。誰も、好んで病気になるわけではありません。特に高血圧は、日本人に多い病気だといわれています。
どの生活習慣病もそうですが、健康診断の数値を気にすることです。特に、高血圧の場合は、自宅でも手軽に測定できる装置がありますので、まめに測定しましょう。高血圧だった場合は、すぐに受信するようにしましょう。
<< ホーム